県政報告

12月県議会の議案について

(2017.12.1)

 厳しい寒さが続いておりますが、皆様にはお元気でお過ごしのことと拝察申し上げます。

 また、このたびも私のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。さて、政局について、この1年を振り返れば選挙の年だったと思います。

 3月の知事選挙、5月の千葉市長選挙、10月の衆議院選挙が執行され、我々も党所属の地方議員である以上、お手伝いをさせていただきました。有権者の皆様方には、各候補者の政策、党の政策、候補者自身の人間性、資質等を見極められて、清き1票を投じていただいたものと思います。

 今後、大事なことは、候補者の公約がしっかりと守られ、実を結ぶ経緯を見ていかなければと思います。日本国憲法前文の一説に「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであってその権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」と記されております。

 決して政治というものが、私利私欲や党利党略のために利用されてはならないのであります。国民のために政治はあるのだということを肝に銘じなければならないと思います。

 さて、現在始まっております千葉県議会の12月定例会に触れさせていただきます。会期は11月29日から12月22日までです。今回の12月補正では、

  1. 台風21号、22号による被害への対応にかかる経費の計上
  2. 年度内に終了しない見込みの事業について、適正な工期を確保するための繰越明許費の設定
  3. 県発注工事量の年度内での平準化を図るための債務負担行為の設定等であります。予算額としては、
  4. 一般会計補正予算額は12億4100万円
  5. 繰越明許費は一般会計で44事業101億5800万円。特別会計で17事業42億9000万円。
  6. 債務負担行為は一般会計で17事業27億9600万円であります。

 また、上程された条例案は7議案であり、その主だったところでは、議案第9号千葉県中小企業の振興に関する条例の一部改正があります。つまり、小規模企業振興に関する規定を追加するものであります。

 もう1点は、議案第11号千葉県青少年女性会館設置管理条例を廃止する条例の制定についてであります。つまり、会議室等の業務を県が維持する必要性が低いことなどから、廃止するものであるとのことです。

 私の考えを申し述べれば、議案第9号は事業所の99・8%を占めるのは中小企業であり、そのまた85%以上は小規模企業であります。県経済発展の担い手といっても過言ではありません。しっかりと小規模事業に行政の光が届く政策が、今求められており、それを考えますと、適切な対応だと思います。

 また、議案第11号で青少年女性会館を廃止するとのことですが、収益的、採算的な面からの廃止ということではなく、これからの千葉県の青少年が心身ともに立派な人間として成長していくためには、人づくりというソフト施策の重要性から、その大切な教育機能は残していただきたいと私は思います。例え、施設が老朽化のため移転したとしても、その機能を残すことは大切です。代替場所、支援策も含めて県教育委員会として、しっかり青少年の育成に努めてもらいたいと思います。

 紙面の関係で、このくらいで結びとさせていただきますが、この1年、私の県政活動をお支えいただき、ありがとうございました。

 迎えます新年が皆様に取りまして素晴らしい年でありますことを祈念申し上げ、私の県政報告とさせていただきます。

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