県議会レポート

県議会の良識を問う

(2010.4.1)

 千葉県の新年度当初予算案を審議する2月定例会は、3月19日に閉会しましたが、私・阿部紘一は、3月4日の一般質問最終日に登壇して、世間を大変お騒がせしている県職員による不正経理問題を中心に、森田知事や小宮総務部長ら県執行部の考え方をただしました。私の質問と県側の答弁は、「千葉県議会」のホームページから「議会中継」をクリックするとご覧になれますので、関心のある方は、どうぞ開いて見て下さい。

 私・阿部紘一は、この中で、過去の不正経理のみならず、問題が発覚した後の平成21年度も不正経理が一部の部署で続けられていたことを重視し、森田知事らの責任を問いかけました。これに対し、知事は全面的に責任を認め、県民と県議会にお詫びしました。小宮総務部長も、答弁の中で管理部門の責任者として給料の一部返上を申し出ました。

 さりとて、執行部の行政運営を監視するのも県議会の重要な役目の一つです。末端の事務的な不正経理を議員がすべて見抜くのは至難の技だとしても、議会側に何の責任もないのか、という一般県民の素朴な疑問があるのも事実です。そこで、私は、本会議場で「県民感情として、議員側も責任の一端を取るべきではないか」発言し、議会の良識を同僚議員らに問いかけました。これは新聞でも大きく取り上げられましたが、そうでない意見もあることから、この問題は次の6月定例会に継続されることになりました。

 これからも、ご報告してまいります。

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