県政報告

年頭に当たっての所感

(2016.1.1)

 皆さま、明けましておめでとうございます。本年も皆さまのご指導をお願い申し上げます。

  昨年は4月の統一地方選挙(県議選)で、皆さまのご支援をいただき、6期目の議席をお預かりすることとなりました。また、68代県議会議長として、その責務を全うすることができました。これひとえに、皆さまのお力添えのたまものであり、衷心より厚くお礼申し上げます。

  さて、昨年の12月定例県議会において、1年半ぶりに一般質問の機会をいただきました。議長就任中ということもあり、そのようなことになりました。20年という長い議会活動に関わってまいりましたが、特に昨今は、議会と執行部との緊張関係が薄らぎ、二元代表制の一翼を担う議会の機能が低下し、執行部は執行部でわが道を行く、そんな古い体質を相変わらず引きずっているとの声も多く聞かれ、私も少なからずそのように思います。

 これは、我々議会にも責任があり、議会を構成する県議会議員としての姿勢に初心を忘れて、甘い体質がいつの間にかしみついてしまったからとも言えます。これでは、健全な民主主義は宿りませんし、地方政治の停滞にもつながります。そのような危機感から自分にも厳しく、また、執行部に対しても厳しい質問となりました。私の質問のやりとりについては、県議会(12月)のホームページをご覧くださいませ。

 さて、我々議員は、県民(有権者)の負託を受け、議席をお預かりし、県民の代弁者として議会に参画させていただいているのであります。絶えず、県民の皆さまとのふれあいの中で、皆さまの政策ニーズを把握し、プライオリティーの中でそれを実現させていく、これが議員に与えられた責務だと思います。

 県政が誤った方向へ行かないように、また、県民の政策ニーズをさておき、現実を直視せずに取りまとめられた政策や施策(事業)が執行されてはならないためにも、絶えず執行部を監視していくことが、我々議員の務めでもあります。

 それでは、この1年が皆さまにとりまして、素晴らしい年でありますよう祈念申し上げ、合わせて県民の視点で県政に取り組んでまいりますことをお誓い申し上げ、私の年頭の所感といたします。

県議会レポート