県政報告

依然厳しい県財政

(2015.6.1)

 本日は私のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

 早いもので4月の統一地方選挙(県議選)が終わりまして、間もなく50日となります。我々が選挙戦に取り組んでいる中で、平成27年度の県事業がスタートしました。

 しかし、予算については、2月定例県議会で代表、一般、予算委員会で厳しい審議をさせていただきましたので、私どもも自信を持って執行部の提案を受け入れさせていただきました。

 平成27年度の一般会計当初予算として、約1兆7095億円、これは前年度比5・9%の伸びであります。そして、歳入においては消費増税やアベノミクス等の成果により法人2税の増加を含めて、県税収入は約7500億円、前年度比10・5%増であります。

 10%以上の税収増をみると、政策的な経費も増え、かなり県民ニーズに応えられると思いましたが、現実は厳しいものであります。歳出に占める社会保障費や公債費等の義務的経費の増加により政策的な経費は約4400億円であり、前年度に比べると4・4%の増加、金額にして約200億円増であります。相変わらず、県財政の厳しさがうかがえます。

 あれかこれか、すなわち聖域を設けずに県民の政策ニーズをプライオリティーの中で政策の選択をし、的確な予算配分がなされなければと思います。

 そして、現在の約3兆円に上る借金(公債残高)を次の世代へ引き継いでいかないためにも、歳入に見合った歳出削減をし、さらなる財政健全化に向けて徹底した行財政改革への取り組みが待ったなしであります。

 私、阿部紘一は「県民の幸せが一番」を政治信条とし、県民の皆さまの代理人として、これからも粉骨砕身努力してまいりますことをお誓い申し上げます。

 結びに、皆さまのお力添えのもと、議長職を全うできましたことと6期目の当選を果たさせていただきましたことを衷心から感謝申し上げまして、県政報告とさせていただきます。

 ありがとうございました。

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