県政報告

医師・看護師の人材確保に向けて

(2014.5.1)

 皆さまこんにちは。大分陽気もよくなり、汗ばむような日も多くなってまいりました。本日は、私のホームページにアクセスいただき、誠にありがとうございます。毎月、県政の動きを中心にご報告させていただいておりますので、これからもご覧いただければ、うれしく思います。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 5月といえば、皆さまはゴールデンウイークをいかがお過ごしですか。これから家族揃ってのご旅行など計画されている方もおありではないでしょうか。事故に気をつけて、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

 ところで、4月から消費税率が引き上げられ、いろいろなところで値上がりが目立っています。高速道路の料金もその一つです。通勤時間帯の割引などがなくなり、びっくりするほど高速料金が高くなったという声も耳にします。消費税率が8%に引き上げられ、買い控えによる消費の低迷が心配されていましたが、新聞社の世論調査によりますと、4月1日以降、消費を控えていないと答えた人は63%もあったそうです。消費税が引き上げられるのは、今度で2度目ということもあって、政府が心配するほど国民の皆さまはナーバスになっていないのでは……という意見もあります。

 高速道路料金といえば、東京湾アクアラインは4月以降も普通車で800円が維持・継続されましたので、千葉県にとっては大変よかったと思います。ゴールデンウイークを利用して、首都圏から近い房総半島へ気軽に小旅行を楽しんでいただければ、国へ料金継続を要請してきた県議会の一員として、うれしく思います。

 一方、ちょっと暗いニュースもあります。県が最近、団塊世代が75歳を迎える2025年の県内における医師・看護師数の推計を行ったところ、医師は最大1170人が不足し、看護師に至っては1万5千人も不足するとの見通しが明らかになりました。

 千葉県は県民の年齢構成をみても、首都圏に近く比較的「若い県」だと言われてきましたが、それでも高齢化の進展が著しく、医師・看護師の不足が深刻になっています。千葉県は、平成26年度予算でも、医学生や看護学生に対する修学資金の貸付事業を行うなど、人材確保に努めています。

 県によると、医療人材の長期の需要調査は今回が初めてですが、私たちも高齢化の進展を前提として、長期的視点から人材確保を図ることの重要性をしっかりと認識し、これからも県議会の場で積極的に提言してまいりたいと思っています。

 今後とも、皆さまのご指導をお願い申し上げ、私の県政報告とさせていただきます。

県議会レポート