県政報告

千葉県の新年度予算案について

(2020.3.1)

 皆さま お元気ですか。

 本日は私のホームページにアクセスいただき、誠にありがとうございます。ただ今、2月定例県議会が開催中でございます。上程されました令和2年度の一般会計当初予算案について、その概要をお知らせいたします。

 予算規模としては、1兆8194億8500万円で、令和元年度比で3・3%増、金額にして約586億円の増であります。歳入に占める県税の割合は、46・3%で金額にして8413億円、法人県民税の税率引き下げや自動車取得税の廃止等により、減収がありましたが、地方消費税の引き上げ等により約148億円の増となっています。

 歳出の主だったところは、人件費が約63億円増であり、これは給与改定による増と非常勤職員に期末手当が支給されることからです。また、社会保障費の約142億円の増は、教育無償化の影響が平年度化されることにより約74億円の増。ほかに介護給付費県負担金や保育所等の運営費給付の増であります。

 また、借金にあたります令和2年度の県債の発行額は、1800憶円となっており、県債の残高としては令和2年度、3兆655億円で県民1人当たり約49万円なります。47都道府県で44位です。多いところでは、参考までに申し上げれば、島根県の136万4千円、東京都は39万4千円となります。紙面の関係で詳細は省きますが、社会保障費や人件費、公債費といわれる義務的経費が歳出全体の約70%を占めることから、政策的経費が厳しい状況にあります。

 ゆえに、今後さらに行政改革を進め、歳入に見合った歳出削減にも努め、聖域を設けずに優先度の高い県民の政策ニーズを全うしていかなければと思います。

 結びに一言申し上げさせていただきますが、現在、執行部と我々県議会は連携、協力して昨年の台風や大豪雨等による被災者及び被災に対し、一刻も早い生活再建や復旧・復興に全力で取り組んでおりますことを申し添えます。

 併せて、ただ今、徐々に蔓延してきております新型コロナウイルスに対して、県民の命と健康をお守りすることが我々議員に課された最大の使命と受け止め、しっかりと国、市町村とも連携を取りながら、後手後手にならないよう情報を共有し、その蔓延の防止等に取り組んでまいります。皆さまには、お身体にご留意下さいませ。

 ありがとうございました。

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