9月議会で一般質問しました
皆さまお元気でお過ごしのことと拝察申し上げます。本日は、私のホームページにアクセスいただき誠にありがとうございます。
さて、先月(10月1日)の県政報告では、私の議会での一般質問の項目について述べさせていただきましたが、本日は私の質問に対する知事並びに執行部の答弁について述べさせていただきます。
1つは、千葉県の政令市千葉市への単独補助金の交付が極めて低額であり、不公平の取り扱いを受けていることに対し、総務部長答弁は「道府県と各政令市間では、それぞれの規模や地域の課題等さまざまな状況下で、県単独補助金を含む事務事業の委譲を行っているところであり、本県市間においても政令市移行時に協議し、委譲事務との整理を行ったところです。県として、今後も千葉市との連携強化は、引き続き重要だと認識しており、県単独補助金の取り扱いについても、指定都市制度の趣旨を踏まえつつ、引き続き真摯に対応してまいります」との答弁でした。
私から参考までに申し上げましたが、他の政令市を見ると、市民一人当たりの単独補助金額は京都府が京都市へ16,163円、愛知県が名古屋市へ14,010円、政令市平均では8,386円であり、千葉市は6,177円と極めて少なく、不公平な扱いを受けているといっても過言ではありません。
2つとして、こども医療費助成についてであります。「千葉県は通院の県基準で、中学校3年生まで拡大すべき」との私の質問に対し、部長答弁では「来年度以降に予定されている保育料の無償化等の子育て支援に関する社会保障制度の改正に伴い、県や市町村の子育て支援策に影響を及ぼす可能性から、この子供医療費助成制度は保健対策として、全国統一的に行われるべきものと考え、国への要望を引き続き行ってまいりたい」との答弁でした。
そこで、私の要望として「わが国の人口減少や少子化が進む中、我々の宝である子供たちが健やかに育っていく環境を作っていくことが重要であり、これは県市長会からも複数年度にわたる重要要望であり、森田知事も1期、2期目の選挙公約に医療費助成を通院中学校3年生まで引き上げる公約を掲げており、ぜひ知事の英断をお願いしたい」と要望しました。
ほかに看護師確保対策では「保健婦等修学資金貸付金の金額を他県と同等の水準まで引き上げるべき」との私の質問に対して、部長答弁は「新規貸付枠を拡大し、看護職員の就業者を確保していきたい」との毎回同じ答弁内容であります。しかし、10数年一向に改善がみられず、人口10万人当たりの看護師数は全国最下位レベルであります。
そこで私は、たびたび次のような要望をしてまいりました。「県は一生懸命、施策や対策に取り組んで努力しているようだが、全く結果が出ていないことから、政策転換すべき」と主張してきました。それは「従来の貸付人数枠の拡大と、もう一つは貸付金額を他県と同等の水準にまで引き上げるべき」との要望です。
また、いじめ対策については「国の法令やいじめ防止対策推進条例」を踏まえて、しっかり取り組んでいるのか。市町村等の施策、事業の点検等、検証の必要性を強く訴えました。
以上、紙面の関係で十分ご報告できませんでしたが、千葉県議会9月議会、阿部紘一一般質問の議会ホームページをご参照いただければ幸いです。
また、日頃感じますことは、執行部と二元代表制の一翼を担う議会が、ほどほどの緊張感をもって与えられた役割を全うしていかなければならないということです。
しかし、昨今の議会質問では、緊張感がないのは大変残念です。せめて是々非々の立場で臨むのであれば、特に納得のできない答弁や「非」の部分については、その真剣さから厳しい執行部への問い詰めがあってしかるべきだと私は思います。
与党会派の一議員でありましても、県民や地域への方々から信託を受けた議員であれば、その代弁者として真っ向から執行部に対峙していくことは我々の務めであると思います。
それによって、地方議会の権能強化が図られ、併せて執行部職員の意識改革、大きく言えば県庁改革につながるものであると確信します。これからも微力ではありますが、議会改革、県庁改革に一生懸命取り組んでまいる所存です。
今後とも、皆様のご指導、ご支援を伏してお願い申し上げ、私の県政報告とさせていただきます。12月1日、また私のホームページでお目にかからせていただければ幸いです。
- 令和6年10月1日 9月議会から報告
- 令和6年9月1日 9月補正予算の概要
- 令和6年8月1日 6月定例県議会は閉会
- 令和6年7月1日 最近の主だった県政の動き
- 令和6年6月1日 党役員人事と6月議会
- 令和6年5月1日 新年度に入り、心新たに
- 令和6年4月1日 令和6年度当初予算案を可決
- 令和6年3月1日 新年度当初予算案について
- 令和6年2月1日 間もなく2月議会が開会
- 令和6年1月1日 多様性尊重条例を可決承認
- 令和5年12月1日 「多様性尊重条例」で議論
- 令和5年11月1日 最近の世界情勢に思う
- 令和5年10月1日 台風13号の被災地を現地視察
- 令和5年9月1日 9月議会の提出予定案件について
- 令和5年8月1日 自民党県連幹事長としての覚悟
- 令和5年7月1日 自民党幹事長に就任のごあいさつ
- 令和5年6月1日 臨時県議会が開催されました
- 令和5年5月1日 これから公約実現に粉骨砕身
- 令和5年3月1日 議員としての任期満了へ
- 令和5年2月1日 新年度当初予算案を審議へ
- 令和5年1月1日 新年ごあいさつ並びに12月補正予算
- 令和4年12月1日 議員の任期満了を迎えて
- 令和4年11月1日 9月県議会での執行部の答弁
- 令和4年10月1日 10月4日午前中に県議会に登壇
- 令和4年9月1日 9月議会での私の質問内容
- 令和4年8月1日 9月議会に登壇します
- 令和4年7月1日 9月議会で質問する予定です
- 令和4年6月1日 新規コロナ感染者数は減少傾向
- 令和4年5月1日 政策課題は2025年問題
- 令和4年4月1日 県民視点の確かな新年度予算
- 令和4年3月1日 新年度予算案について
- 令和4年2月1日 オミクロン対策で思うこと
- 令和4年1月1日 新年ご挨拶
- 令和3年12月1日 12月議会が開会
- 令和3年11月1日 9月県議会での私の質疑応答要旨
- 令和3年10月1日 9月議会での私の挨拶
- 令和3年9月1日 9月30日、一般質問に登壇予定
- 令和3年8月1日 県民の命と健康を守る視点から
- 令和3年7月1日 6月補正予算の主な施策など
- 令和3年6月1日 新たなコロナ感染防止対策
- 令和3年5月1日 新知事を迎えて臨時県議会
- 令和3年4月1日 新体制には「是々非々」で
- 令和3年3月1日 コロナのワクチン接種が始まる
- 令和3年2月1日 コロナ対策と2月県議会
- 令和3年1月1日 年頭のごあいさつ
- 令和2年12月1日 12月補正予算案について
- 令和2年11月1日 9月県議会でコロナ対策を質問
- 令和2年10月1日 9月議会で一般質問に登壇
- 令和2年9月1日 コロナ対策で一般質問(9月議会)します
- 令和2年8月1日 コロナ禍の第2波、第3波に備えて
- 令和2年7月1日 6月議会も間もなく閉会へ
- 令和2年6月1日 6月補正予算は新型コロナ対策中心で
- 令和2年5月1日 新型コロナ対策等で臨時議会開催
- 令和2年4月1日 新型コロナウイルスの千葉県の対応
- 令和2年3月1日 千葉県の新年度予算案について
- 令和2年2月1日 今回の台風被害を教訓として
- 令和2年1月1日 新春のご挨拶
- 令和元年12月1日 令和2年度重点施策について
- 令和元年11月1日 9月議3での私の重要な質疑内容
- 令和元年10月1日 10月4日の一般質問に登壇
- 令和元年9月1日 子供たちの健康と学力向上を願い
- 令和元年8月1日 移動政調会で要望への回答
- 令和元年7月1日 臨時議会で議長のお役目を果たす
- 令和元年6月1日 児童虐待防止緊急対策を実施へ
- 令和元年5月1日 臨時県議会を前に
- 平成31 年4月1日 これからも初心忘れず
- 平成31 年3月1日 任期4年最後の議会にあたり
- 平成31 年2月1日 新年度予算についてご報告
- 平成31 年1月1日 新年に当たっての決意
- 平成30 年12月1日 平成31年度重点事業の概要について
- 平成30 年11月1日 9月議会で一般質問しました
- 平成30 年10月1日 9月議会の一般質問に登壇
- 平成30 年9月1日 9月定例県議会に登壇予定
- 平成30 年8月1日 西日本の豪雨災害に思う
- 平成30 年7月1日 6月県議会が開催中です
- 平成30 年6月1日 新年度は正念場の年
- 平成30 年5月1日 国政の動きを憂う
- 平成30 年4月1日 千葉県政の抱える現状と課題
- 平成30 年3月1日 2月定例県議会の一般質問に登壇
- 平成30 年2月1日 2月議会で一般質問の予定
- 平成30 年1月1日 新年の私の決意
- 平成29 年12月1日 12月県議会の議案について
- 平成29 年11月1日 商工労働常任委員会での私の質問
- 平成29 年10月1日 9月県議会が開会中です
- 平成29 年9月1日 熊谷市長との懇談会で要望
- 平成29 年8月1日 国政の失態を顧みて思う
- 平成29 年7月1日 6月議会で一般質問いたしました
- 平成29 年6月1日 6月県議会の開催に当たって
- 平成29 年5月1日 12月議会での私の質問から
- 平成29 年4月1日 卒業式の季節です
- 平成29 年3月2日 東京都政に思う
- 平成29 年2月1日 2月定例県議会が開会
- 平成29 年1月1日 12月県議会で質問しました
- 平成28 年12月1日 アメリカ大統領選の結果を懸念
- 平成28 年11月1日 皆さまに「開かれた県政」を
- 平成28 年10月1日 9月議会本番です
- 平成28 年9月1日 4年後は2020年の東京五輪
- 平成28 年8月1日 相模原市の凶悪事件に思う
- 平成28 年7月1日 アベノミクス効果についての質疑
- 平成28 年6月1日 6月県議会が開催
- 平成28 年5月1日 熊本大地震に学ぶこと
- 平成28 年4月1日 議案成立までの審議過程を紹介
- 平成28 年3月1日 来年度(28年度)予算案の概要について
- 平成28 年2月1日 国の新年度政府予算案について
- 平成28 年1月1日 年頭に当たっての所感
- 平成27 年12月1日 12月県議会一般質問に登壇します
- 平成27 年11月1日 9月県議会のご報告
- 平成27 年10月1日 9月補正予算の主な事業内容について
- 平成27 年9月1日 8月の平和祈念に思う
- 平成27 年8月1日 指定廃棄物問題と安保関連法案
- 平成27 年7月1日 今後4年間の任期に当たり
- 平成27 年6月1日 依然厳しい県財政
- 平成27 年5月1日 お礼のごあいさつ
- 平成27 年3月10日 平成27年2月定例県議会閉会に伴う議長あいさつ
- 平成27 年2月1日 優先課題は地方創生
- 平成27 年1月1日 県政への決意
- 平成26 年12月1日 衆議院の解散・総選挙について
- 平成26 年11月1日 10月の議長公務を紹介します
- 平成26 年10月1日 9月、10月の議長日程を公開
- 平成26 年9月1日 8月の議長出席の公務を紹介
- 平成26 年8月1日 議長報告
- 平成26 年7月5日 議長就任のあいさつ
- 平成26 年6月1日 県の新年度予算に思う
- 平成26 年5月1日 医師・看護師の人材確保に向けて
- 平成26 年4月1日 桜の季節に!
- 平成26 年3月1日 新年度の千葉県予算に思う
- 平成26 年2月1日 この1年の私の抱負
- 平成26 年1月1日 「中身の見える開かれた県政」の実現目指して
- 平成25 年12月1日 「千葉県議会スポーツ振興議員連盟」が発足
- 平成25 年11月1日 議員報酬を「県議会リポートで」公開します
- 平成25 年10月1日 敬老の日に思う
- 平成25 年9月1日 千葉県の行政改革・財政健全化計画について
- 平成25 年8月1日 自民党県議会議員会長を拝命しました
- 平成25 年7月1日 東京都議選の結果に思う
- 平成25 年6月1日 千葉県の今後の政策課題について思う
- 平成25 年5月1日 県民ニーズにあった県行政の実現を!
- 平成25 年4月1日 森田知事123万票で再選
- 平成25 年3月1日 2月県議会が閉会しました
- 平成25 年2月1日 2月定例県議会を迎えて
- 平成25 年1月1日 安倍新政権に期待します
- 平成24 年12月1日 衆議院総選挙を迎えて
- 平成24 年11月1日 国民不在の政治に思う
- 平成24 年10月1日 自民党新総裁に期待する
- 平成24 年9月1日 雑感
- 平成24 年8月1日 民主党政権に一言
- 平成24 年7月1日 政治への信頼の回復に向けて
- 平成24 年6月1日 6月定例会を迎えて
- 平成24 年5月1日 被災後の状況について
- 平成24 年4月1日 千葉県の新年度予算について
- 平成24 年3月1日 2月定例県議会〜代表質問を終えて〜
- 平成24 年2月1日 2月定例会を迎えて
- 平成24 年1月1日 新年のごあいさつ
- 平成23 年12月1日 「今、この時期に思うこと」
- 平成23 年11月1日 9月定例県議会を終えて
- 平成23 年10月1日 復興に向けて
- 平成23 年9月1日 新総理に一言!
- 平成23 年8月1日 6月定例県議会〜代表質問を終えて〜
- 平成23 年7月1日 6月県議会での代表質問について
- 平成23 年6月1日 政治に賭ける熱いを
- 平成23 年5月7日 1日も早い被災地の復興を
- 平成23 年3月1日 任期最後の議会
- 平成23 年2月1日 最後まで全う
- 平成23 年1月1日 年頭所感
- 平成22 年12月1日 12月定例県議会を迎えて
- 平成22 年11月1日 私の意見を一言
- 平成22 年10月1日 9月定例会を終えて
- 平成22 年9月1日 9月定例会を迎えて
- 平成22 年8月1日 新たな決意で臨みます
- 平成22 年7月1日 議員報酬削減案を可決
- 平成22 年6月1日 6月定例会を迎えて
- 平成22 年5月1日 6月議会で議会としての責任に決着を
- 平成22 年4月1日 県議会の良識を問う