県議会レポート

12月定例県議会を迎えて

(2010.12.1)

 本年もあと僅かとなりました。皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。

 景気回復の兆しが見えない中、閉塞感漂う毎日ですが、2つの出来事によって、少々我々の気持ちを明るくしていただきました。その1つは、千葉国体であります。千葉県が37年ぶりに天皇杯、皇后杯を獲得し、総合優勝を遂げました。もう1つは、千葉ロッテマリーンズが5年ぶりに日本シリーズで優勝を遂げました。

 さて、民主党政権において、外交はもとより、景気対策や雇用対策など課題が山積しております。菅総理には、強いリーダーシップを発揮していただいて、数々の懸案事項を解決してもらいたいと願っておりますが、果たして出来るのかどうか不安でなりません。

 12月定例会は、11月24日開会し、12月17日閉会の予定です。北朝鮮による韓国延坪島砲撃事件に抗議するとともに、国に対し毅然とした対処を求める緊急の決議案を全会一致で議会初日に可決いたしました。

 また、県は24日、プール金を預かっていた業者や不正経理に係わった該当職員からの返還金の返済状況を公表しました。業者プール金は、43社約4億2千万円のうち返還されたのは、誓約を含め34社、約1億4千8百万円(35%)にとどまり、職員からは返還すべき計9億4千3百万円の82%にあたる7億7千4百万円が返済されました。

 また、上程された議案としては、ひったくり抑止対策費などを盛り込んだ34億7千2百万円の今年度一般会計補正予算案など43議案が提案されました。このほか、県人事委員会の勧告に基づき、県職員の月給を平均0.19%、冬のボーナスを0.2ヵ月分それぞれ引き下げる給与改正議案が提案され、開会日に可決されました。また、我々議員の冬のボーナスも引き下げることとしております。

 12月定例会は、会期いっぱいしっかりと審議に加わってまいります。これからますます厳しい寒さが到来いたしますので、皆様にはお体を十分ご自愛いただきますよう祈念申し上げ、12月定例県議会を迎えての県政報告と、この1年の御礼のご挨拶に代えさせていただきます。

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