県政報告

アベノミクス効果についての質疑

(2016.7.1)

 皆さま、お元気でお過ごしですか。

 本日は、私のホームページにアクセスいただき、誠にありがとうございます。

 6月議会も21日に閉会しました。そして、翌日は第24回参議院選挙の公示日であり、早速、私も同志の支援に入りました。本来は、県議会報告(6月議会)を議会閉会後、早々に地域の皆さまには新聞折り込みでお知らせする予定(6月29日)でしたが、参議院選挙中でもあり、自粛して選挙が終了した後の7月13日に配布させていただきますことをご理解くださいませ。また、ホームページでも13日以降に見ていただけるかと思います。

 本日は、主に私が所属している県議会商工労働企業常任委員会での私の質問に対する執行部の答弁を載せさせていただきました。

 私は、わが党の代表質問に対する県議会での執行部答弁を取り上げ、関連してアベノミクスの県内経済に与える影響についてお尋ねしました。以下述べさせていただきます。

 阿部発言 本会議の代表質問で、執行部は県内の経済情勢について「有効求人倍率や完全失業率などの雇用情勢が好調に推移し、企業の倒産件数も低い水準での動きを続けており、全体として緩やかながら、回復傾向にあると考えている」との答弁がありました。

 確かに、データを見ると、有効求人倍率は安倍政権発足前の平成23年度に0・55であったものが、この4月には1・09になっており、倒産件数は平成24年の355件から、27年には242件にまで減少しています。これらを含め、いわゆる「アベノミクス」が県内経済に与えた影響をどう認識しているのですか。

 執行部の答弁 県内総生産(GDP)について、安倍政権発足前の平成23年度は、実質で20兆4千億円だったものが、25年度には21兆4千億円に増え、増加率は4・6%です。個々の指標では、雇用情勢や倒産件数が着実に改善しているほか、特に伸びが顕著なものとして、外国人宿泊者数について、平成23年は約104万5千人だったものが、平成26年には約180万6千人に増加しました。これらの指標は、一般的には金融や財政政策の効果を背景にした動きと捉えられています。他方、成長戦略による企業の生産性向上等の効果は、道半ばと見る評価も多いようです。

 以上が主なやり取りです。

 総じて申し上げれば、アベノミクス効果は、県経済にそれなりの影響を及ぼしていますが、安倍政権が申し上げているように、アベノミクスは道半ばであり、成長戦略による企業の成長性向上や、地域の隅々までアベノミクス効果が及ぶよう、引き続きこの政策をしっかりと推し進めていただきたいと、私は思います。

 それでは皆さま、お元気で。

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