県政報告

9月議会の代表質問から

(2025.10.1)

 本日は、私のホームページにアクセス頂き、誠にありがとうございます。9月5日に招集された9月議会も10月3日で閉会予定です。そこで、我が党の代表質問から、いくつかの重点施策とそれに対する執行部の答弁をお知らせします。

 今年度の収支見通しについては、9月補正予算段階では、財政調整基金609億円を活用して、収支を均衡させています。歳入面では、個人所得の増加による県税収入等の増加が期待される一方、歳出面では、人事委員会勧告に基づく大幅な給与改定が見込まれ、更なる財政調整基金の活用も考えられます。そのことから、国に対して財源措置を要望するとともに、執行段階での経費節減に取り組み、一層の財源確保に努めるとのことです。

 また、県民サービス向上、県の活性化や将来の発展のため、必要な事業などに重点的に予算配分したいとのことです。併せて、社会保障費や人件費などの義務的経費が増加することに加え、県有施設の老朽化等に対応していくことから、事務事業の見直しなどの行財政改革にもしっかり取り組み、持続可能な財政措置の確立を目指して参りたいとのことです。

 次に県立病院の経営が厳しいことについては、令和6年度の決算で純損失が過去最大の約58億円と厳しい状況であるとのことです。

 また、県内の洋上風力発電事業については、すでに新聞報道にありますよう、三菱商事の撤退により、銚子市沖等において他の海域も含め、洋上風力発電の導入を促進していくため、事業者を早期に再公募するよう国へ働きかけていくとのことでした。

 次に、米国の関税措置による県内経済への影響については、8月に2回目の企業向けアンケート調査実施の結果、多くの企業が売り上げの減少を見込んでおり、県として関係機関と連携し、相談窓口を設けて影響を最小限に抑えるための対策に万全を期してまいるとのことでした。

 次に、県営水道の料金引き上げについては、水道事業運営審議会において、会合を重ね、料金引き上げ幅18・6%については、概ね妥当と判断されました。

 また、教職員の不足解消については、教員志願者を増やしていくことが重要であるとのことから、高校、大学での説明会実施やPRを活発に行っており、着実に登録者数が増加しているとのこと。さらに、県立高校における空調設備の整備状況では、これまでに県立高校121校の普通教室はすでに完了し、まだ整備ができていない管理諸室や特別教室については、着実に整備を進めていきたいとのことでした。まだまだご報告したいことはたくさんありますが、今月末に発行する予定の「あべ・こういち県議会リポート」に詳しく掲載する予定ですの、参考にして頂ければ、幸いです。

 さて、党務について申し上げます。

 ご承知の如く、党総裁選が9月22日告示となり、5名の候補者が立候補され、10月4日が投開票日です。同じ千葉県民であり、千葉で生まれ育った小林鷹之氏は、今までの政治姿勢や言動を見ましても最適任候補として期待される政治家です。当選の暁には、党の解党的出直しと、再び世界一の経済大国へと押し上げて頂けるものと信じています。党員・党友の方々には、何卒力強いご支援をお願いして、私の県政報告とさせていただきます。

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