県政報告

政策評価について私の意見

(2025.2.1)

 寒中お見舞い申し上げます。

 皆さまには、お元気でお過ごしのことと拝察申し上げます。昨年の12月定例県議会で、2年ぶりに本会議場に登壇の機会を頂きましたので、今回もそれに関連して申し述べさせて頂きます。

 特に、熊谷知事の政治姿勢に関連した総合計画の政策評価について、令和5年度までの評価結果では、約7割の社会目標に進展が見られ、多くの施策で着実に成果が上がっているとの答弁でしたが、私が問題意識を持っているのは、54指標のうち目標設定時より進展しなかったものが18指標、率にして33・3%もあるということです。

 その内容を見ると、我々が生きていく上で一番要となる医療、福祉や交通事故など県民の命や健康に関わる指標も含まれており、これらに対する施策が二の次になってはなりません。

PDCAサイクルの最後の「アクション」の部分が実を結んでいるかどうか、しっかりと確認し、進捗が悪いところをいかに改善していくか、まさにこれこそが政策評価を行う目的であり、行政に求められている役割だと考えます。

 政治は結果第一であり、結果が出なければ意味がありません。今後の真剣な取り組みをお願いしたいと思います。

 さて、2月定例県議会は、1月23日に招集され、2月25日に閉会となります。3月に知事選挙が控えていることから、「骨格予算」として編成されました。予算規模(一般会計)は、2兆1041億円で、対前年度比0・2%減です。

 その当初予算は

 ①人件費、社会保障費、公債費等の義務的な経費

 ②継続して推進していくべき事業や年度当初から着手することが必要な事業等を計上したほか、新規事業であっても防災や防犯対策など安全・安心の確立に向けて1日も早く取り組むべき事業や、その他農業関係の支援、及びデジタルの活用などについて予算計上されています。

 そして、政策的な判断を要する経費やインフラ整備のうち、新規着手分などについては、「肉付け予算」として、6月補正予算で対応される予定としています。詳細については、3月1日号で述べさせて頂く予定です。

 インフルエンザやコロナ感染症等が流行しておりますので、どうぞ皆さま、お身体ご自愛下さいませ。また、3月1日に私のホームページでお目にかからせて頂きます。

 ありがとうございました。

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