県政報告

相模原市の凶悪事件に思う

(2016.8.1)

 皆さま、お元気ですか。本日は私のホームページにアクセスいただき、誠にありがとうございます。

 今、8月1日掲載の私のホームページの原稿を書いておりますが、昨日未明に神奈川県相模原市緑区の知的障害者施設で、19人の尊い命を奪い、26人に重軽傷を負わせた元職員が逮捕されたとのこと。これは警察庁によると、1989年以降、死者数としては最悪の殺人事件とのことです。これには大変驚かされました。お亡くなりになられた方々に心からのご冥福をお祈り申し上げますとともに、重軽傷を負われた方々にもお見舞いを申し上げます。

 尊い人命や人権を奪う反社会的、反民主的な行動は、あってはならないことであり、国、県、市町村間でしっかりとした再発防止策を検討していかなければならないと思いますし、各福祉施設の防犯体制をも検証、再点検する必要があると思います。

 さて、6月県議会で取り上げました「地震被害想定調査」について、若干述べさせていただき、ともに皆さまと情報を共有させていただければと存じます。

 これは、千葉県でも人口が集中する市川市から千葉市の直下でマグニチュード7クラスの地震が発生すると仮定した被害想定調査及び石油コンビナートの防災アセスメント調査を実施したものです。それによると、住宅棟の全壊・焼失数は約8万1千棟、死者数は約2100人、直接的な経済被害額が8兆円を超えるなど、甚大な被害が見込まれました。

 県では、この調査結果を踏まえ、地域防災計画等を見直し、防災対策を強化するとともに、市町村と連携し、災害への備えを県民に分かりやすく周知することが目的です。同時に、自助、共助、公助が一体となった災害に強い千葉県づくりを進めていかなければならないと思います。 私も、県議会の場でしっかりと減災、防災対策に取り組んでまいります。

 もう1点は、特別養護老人ホームの整備状況ですが、平成21年度から23年度までに2384床、平成24年度26年度までには4483床の整備が図られました。そして、平成27年度からの計画では、平成29年度末を目標に前期の実績を上回る5000床を超える特別養護老人ホームの整備が予定されています。保育所の待機児童の解消と同様、特別養護老人ホームの入所待機者の減少につながるよう、私自身も努力してまいりますことをお誓い申し上げます。

 結びに、皆さまにはお体を十分ご自愛いただき、この厳しい暑さを乗り切っていただきたいと思います。

 それでは、また次回、私のホームページを通してお目にかからせていただきます。ご機嫌よう。

県議会レポート