県政報告

来年度(28年度)予算案の概要について

(2016.3.1)

 本日は私のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

 2月定例県議会は2月17日開会、3月17日閉会いたします。今議会中に、予算委員会も3月3日、4日、7日と開かれます。県民の汗の結晶といわれる税金が、無駄なくしっかりと県民の福祉向上等に生かされなければなりません。それを点検するための委員会であります。

  さて、平成28年度予算案について概要を述べさせていただきます。一般会計の当初予算規模は1兆7139億2千万余円で、前年度比0.3%の増となります。なお、2月補正予算案では、国の地方創生加速化交付金を活用した事業など、178億5313万余円を計上しております。

 それでは、28年度予算案の核として、第1は「県内経済の活性化」を図ることです。そのためには、引き続き中小企業振興資金として、融資枠5700億円を継続します。また、オリンピック・パラリンピックを契機とした活性化を図るため、幕張メッセ等の整備にも予算措置されています。

 第2は、TPPの今後の発効に備え「農林水産業の振興と社会基盤づくり」にも力を入れます。また、第3は「県民生活の安全・安心の確立」です。そのために、私立学校、鉄道、病院など県有施設も含めて、インフラの耐震化を進めるとともに、新たに消防学校、防災研修センターの整備等を図っていきます。

 第4は、「子ども・子育て世代への支援の充実」です。待機児童の解消を図るため、保育所や小規模保育などの運営費に対する支援を充実させてまいります。

 第5は、「医療・福祉の充実」です。地域医療を支える人材確保のため、医師、看護師等への修学資金の貸付枠を拡充し、自治体病院への医師派遣を増員します。また、高齢化への対策として、特別養護老人ホームの待機者解消に向け、整備床数の拡充を図ること等です。

 また、第6として、「環境・文化施策の推進」にも力を入れてまいります。以上が予算案の概要であります。

 これからもしっかりと初心を忘れずに県政に取り組んでまいりますので、皆さまのご指導とご支援を心よりお願い申し上げます。

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