県政報告

新総理に一言!

(2011.9.1)

 皆さまお元気ですか。このたびは私のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。朝、夕と厳しい暑さも和らぎ、秋の気配を感じる今日この頃です。6月定例議会では、6月21日に自民党を代表して質問させていただきました。詳細内容は、県議会のホームページにアクセスしていただければと思います。

 さて、子供たちは楽しい夏休みを過ごしたことと思います。思い出を胸に、これからの時代を生きる子供たちにとって、安全・安心かつ明るく伸び伸びと生きていける環境づくりは、政治の責務でもあり、我々大人にとっての共通の願いでもあります。我々人間は、大自然の摂理の中で生かされていることを考えれば、さる3月11日の大震災は、自然災害であり、現在の文明の力や人間の力では到底止める域にまで達しておりませんが、被害をできるだけ少なくする、犠牲を出さないという点においては、あらかじめ人間の英知を結集しての対策によって、実現可能であると思います。想定外という言葉は、今後使用禁止であります。

 そして、今なお、セシウム等の放射能汚染が、全国的に食を通して広がっており、未だその収束が図られず、人間の体をむしばんできている状況であり、その広がりは人災そのものと言っても過言ではないと思います。日本の子供たちや孫たちの先行きが心配であります。

 さてこのたび、8月30日に野田佳彦衆議院議員が総理大臣に就任されました。千葉県において、戦後初めての首相であり、強いリーダーシップを発揮して、この国難を乗り切っていただくことが、今の国家、国民にとって重要なことであります。野田首相には、エールを送りたいと思います。そして、今やらなければならない政策課題は、東日本大震災の復旧・復興と原発事故の収束であり、その復興財源をどう手当てするのか、国民にとって大きな関心事であります。それに係わる第3次補正予算は、満場一致で党派を超えて成立をみることでしょう。

 そして、連続性をもって復興対策やデフレ、円高対策を柱とする日本経済の再生のためにも、平成24年度予算も自民・公明との十分な話し合いの中で、成立をみなければならないのであります。そのためにも、民主党内でのゴタゴタや小沢元代表を含めた権力争いは、国民不在かつ政治空白を生じるものであり、そのようなことがあってはならないと思います。

 それでも「水と油」との政治理念や政策の違いが同じ党内から生ずるのであれば、このたびの代表選以前の状態に戻ることであり、それこそ解散し、総選挙を執行すべきであり、議会制民主主義の原点に戻るべきであります。ぜひとも、野田総理には強いリーダーシップを発揮して、この国難を乗り切っていただきたいと思います。我々自民党も、新しい自民党として、党改革を通して変わりました。以前の自民党ではありません。いつでも政権運営の受け皿として用意ができていますことを申し上げ、私の所見を述べさせていただきました。

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