県政報告

国民不在の政治に思う

(2012.11.1)

 稲毛区の皆さまには、お元気でお過ごしのことと拝察申し上げます。秋も深まり、すばらしい時節となりました。皆さまには、スポーツや行楽を楽しんでいただき、ご家族で良い思い出を作っていただければと思います。

 さて、内外における重要な課題山積の中、政府機能がストップし、問題解決が図られず政治空白が続いています。まさに党利党略が優先され、国民不在の政治に陥っています。これは与野党ともに大きな責任があります。今一度、初心に立ち返り、国民主権とは何か、健全な議会制民主主義とは何か、ということを議員全員が胸に手を当て、真剣に考えなければなりません。

 決して自分たちの都合で、市民、県民へのしわ寄せがあってはなりません。具体例を挙げれば、特例公債法案であります。この法案が成立しない状態が続けば、県、市町村が担う福祉サービスや生活保護に支障が生じ、国民生活にも悪影響が及ぶことになります。

 これらは、そもそも与野党間の信頼関係の崩壊が原因でありますが、しかし、いつまでも成立を遅らせてはなりません。与野党は、国民生活、国益を優先し、互いに協力して、早くこの法案を国会で成立させるよう強く求めるものであります。

 これからも腰を据えて、しっかりと皆さまの更なる幸せを求め努力してまいりますことをお誓い申し上げます。

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