県政報告

新年度当初予算案を審議へ

(2023.2.1)

 皆さま、寒い日が続いておりますが、お元気ですか。1月は各団体や業界の新年会が多く開かれ、コロナ感染拡大前に戻ってきたように感じられました。しかし、まだまだ予断を許さない状況だと思います。感染者数も多く、高齢者の死亡も結構多いように思われます。

 そういう中、国は日本経済再生へ向け、感染防止対策以上に社会経済活動の重視へと政策転換いたしました。それは、コロナ感染症法上の分類を大型連休明けの5月8日に2類相当から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を決定したことによるものです。

 つまり、3年にわたるコロナ対策が転換点を迎えたことになるわけです。しかし、医療機関での公費負担の問題や、医療・看護等の体制とか、患者さんへの対応等は充分図られているのでしょうか。大変不安になるのであります。是非とも、国においては地方と連携・協力し、医療体制等の準備に万全を期して頂きたく思います。

 さて、私ども議員としての任期も、あと約2ヵ月となりました。そして、最後の定例県議会は2月8日に招集、3月10日閉会となります。

 今期、私どものお役目としては、来年度(令和5年度)の予算案を十分精査・審議し、県民の方々の代弁者としてそのお役目(責務)を果たすことであります。

 その一般会計当初予算案は、2兆1971億円で、前年度比0・9%増であります。そのうち、コロナ対応経費は2818億円で前年度比10・6%減であり、コロナ以外の経費は1兆9152億円となります。

 さらに予算案を見ての私の判断では、政策的経費は8220億円、人件費、社会保障費等の義務的経費は約1兆4200億円となります。高齢社会とともに、ますます義務的経費が増えていく中で、残されたかつ限られた政策的経費(財源)を、どう県民の政策ニーズにプライオリティーの中で選択し、執行していくかが、我々の重要な努めであります。しっかりと議会に望んで参ります。

 それでは皆さま、お元気で。また3月1日の私のホームページでお目にかからせて頂きます。

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