県政報告

新型コロナ対策等で臨時議会開催

(2020.5.1)

 皆さまには、お元気でお過ごしのことと拝察申し上げます。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下において、我々県民はもとより、全国民に日頃の行動の自粛が求められております。これも大切な人の命や健康を思えば、当然のことであります。

 そして、医療従事者、関係各位の方々には不眠不休で国民の命をお守りいただいておりますことに頭の下がる思いでございます。我々はこのような、今までにない事態に直面し、自分たちの生活や地方及び国の在り方等を見直していく貴重な機会であるかと私は思います。

 これから先、何が起こるか分からない、予想できない事態を考え、人間の生命、命の大切さを起点とする政治や行政の在り方が優先されるべきものであると私は考えます。

 さて、4月30日に臨時県議会が開催されました。令和2年度一般会計予算130億円が上程され、感染症対策や臨時医療施設の開設、中小企業再建支援事業が盛り込まれました。

 また、令和元年度一般会計補正予算として、16億9700万円が感染症関連予算としての内容であります。これは、早急な実施を要するものと認め、令和2年3月27日に専決処分したもので、議会の承認を求めるものであります。詳しくは、生活福祉資金貸付事業補助金として14億9700万円、特別支援学校等の臨時休校に伴う放課後等デイサービス支援事業としての2億円であります。

 また、ほかに令和2年度一般会計補正予算として、軽症者等のための宿泊施設確保事業として32億1700万円を、令和2年4月16日に専決処分したため、議会の承認を求めたものであります。主だった議案内容は以上です。

 そして、議案は承認されました。

 国の感染症対策関連予算と一対となって、県もできるだけ早期に事業が執行されるよう、我々も努力してまいります。

 結びに、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、県政報告とさせていただきます。

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