県政報告

「今、この時期に思うこと」

(2011.12.1)

 皆さまお元気ですか。私のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。さて、12月定例県議会は、11月25日に開会、12月20日閉会の日程で開催されました。議会報告につきましては、1月のホームページでご報告申し上げるとし、本日は「今、この時期に思うこと」を思いつくままに述べさせていただきます。

 3月11日の東日本大震災は、100年に一度といわれる位、我々の想像を超えた大きな爪跡を残しました。そして、我々に、人と人との絆の大切さを知らしめました。この11月28日に福島県の発表がありましたように、いまだに伊達市の小国地区の水田で採れた玄米から、国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され、また、千葉県柏市の市有地でも局所的に高い放射線量、最高約45万ベクレルのセシウムが検出されております。9ヵ月経っても、東京電力福島第1原発事故による放射能汚染問題は収束がみられず、併せて新たな復興計画やそれに係わる復興財源の見通しも立たないままであり、県民の不安は募るばかりであります。

 一方、外交問題が大切なことはよく分かりますが、野田首相はもう少し腰をすえ、リーダーシップを発揮して復興財源にも目安をつけ、できるだけ早く被災地の復興と被災された人たちが安らぎの中で安心して元の生活に復帰できるよう、努力していただきたいのであります。何か、被災された方々や被災地域が宙に浮いたような状態であります。

 読売新聞の政治に対するアンケート調査よると、「今の政治は国民の目線に立っていない」という答えが多いのでありますが、まさにそれを表したような現状であります。思いつくままに感じたことを申し上げました。

 結びに、この1年の温かいご支援に心より感謝申し上げますとともに、迎えます新年が皆さまにとりまして、素晴らしい年でありますようご祈念申し上げ、本年最後のごあいさつとさせていただきます。皆さま、良いお年をお迎え下さいませ。

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