県政報告

子供たちの健康と学力向上を願い

(2019.9.1)

 皆さまには、お元気でお過ごしのことと存じます。本日は、私のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

 子供たちにとっての楽しかった夏休みも終わり、たくさんの思い出を胸に元気に始業式に臨んだことと思います。何と言いましても、今日の人口減少社会、少子化の時代において社会全体で温かく子供たちを見守り、育んでいかなければと思います。

 そういう観点から、間もなく始まります9月議会(9月13日開会、10月10日閉会)において、私は千葉県の「子ども医療費助成事業」の制度拡大について質問させていただきます。その趣旨を若干述べますと、子ども医療費助成制度は、子育て支援や少子化対策などを目的に、千葉県内すべての市町村において、通院に対する医療費の助成を中学校3年生まで(一部の市町村においては高校3年生まで)実施しています。

 この状況に鑑み、千葉県子ども医療費助成事業補助金の対象年齢を、入院と同様に通院に対しても中学校3年生まで拡大することにより、子供の保健対策の充実、子育て家庭の経済的負担の軽減の両面において、県民の子育て支援のより一層の推進を図っていただきたい、そのような観点から質問させていただきます。

 また、子供の健康の大切さと同じく、学力向上も重要であります。学問がすべてではありませんが、健康と同様、学力向上も大切なことであります。

 文科省は、この7月31日に小学校6年と中学3年の全児童生徒を対象として、4月に実施した2019年度全国学力・学習状況調査の結果を公表しました。本県は、公立小学校781校の約51,000人と、公立中学校383校の約47,000人が同調査を受け、全科目で平均正答率が全国の公立学校平均を下回り、新聞報道によると、47都道府県中、本県は小学校の国語が33位、算数が19位。中学校では国語が32位、数学が34位でした。

 これは、数年にわたり同様の状況であります。県教育庁はこのような状況を真摯にとらえ、改善を図っていくべきものだと考えます。私としては9月初旬の議会が閉会している時に、秋田県が10年来、小学校が全国一の正答率ということなので、日帰りで秋田県の教育長にお目にかかり、授業のあり方、教育方針等を視察してまいる予定です。少しでも、今後の千葉県の教育行政に生かしていただければと思います。

先生方を含めて県教育庁としては、一生懸命学力向上に努めているわけですが、10数年来、改善されていない状況なので、これは何らかの重要な課題があると思われます。学力がすべてではありませんが、しかし、健康と同様、大切なことであります。

 本日は、今回の私の議会での質問の大切なテーマ「健康、健全な子供を育んでいく」ことについて述べさせていただきました。

 今後とも皆さまのご指導をお願い申し上げて、私の県政報告とさせていただきます。

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