県政報告

雑感

(2012.9.1)

  皆さま、こんにちは。

 厳しい暑さが続いていますが、皆さまにはお元気でお過ごしのことと存じます。本日は私のホームページにアクセスいただき、ありがとうございました。

 最近の政治の有りようをみますと、野田内閣のやることなすことが、国内、国外において大きな問題を生じさせています。

 韓国、中国、ロシアとの領土問題は、最悪です。「決められない政治」と言われることから、だいぶ高圧的な手法を用いて、韓国や中国との険悪な関係が生じています。過去の歴史をひもといてみれば、戦争は領土問題から生ずるのであり、大上段に構えて言動する前に、もう少し水面下でのトップ会談等で対処できなかったのか、民主党政権の外交手腕のなさには落胆させられるのであります。

 当然、竹島も尖閣も日本の固有の領土でありますので、円満な話し合いの中で、粛々と取り組むことができないのか…… ロシアも含め、これらの近隣諸国とのあつれきは、日米関係のぎくしゃくした状況から、日米同盟にひびが入っているためであり、そのような関係にしたのは、まさに民主党政権であります。

 また、国内問題もしかりです。日本のエネルギー政策をいかように進めていくのか、直近の話では、脱原発の声も聞かれますし、どの程度、いつまで原子力に依存していくのか、あるいはTPPの問題はどうなっているのか、震災の復旧・復興はその後どの程度進んでいるのか、皆目見当がつきません。

 このような民主党政権が続けば続くほど、国民を不安に陥れ、誤った方向へ日本を導いてしまいます。深みに入って身動きが取れなくなる前に、早く国民の審判を仰ぐべきであります。わが自民党も、政権党がこのようにていたらくであるにもかかわらず、支持率が一向に上がらないことを真摯に受け止め、国民が将来明るい夢や希望を持てる、かつ、老後や子育ての心配をしなくて生きていける社会が実現できる国家ビジョンを早く国民に示すべきであります。

 政治は国民あっての政治であり、国民=生活者を起点として、政治を考えなくてはならないと思います。今はどの政党も、また、行政も官僚もその逆であります。

 結びに、皆さまのご健勝、ご多幸を祈念し、私の県政報告に代えさせていただきます。

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